たとえそれがどんな無理難題であろうと、お前の頼みなら、結局は仕方ないといいつつ聞き入れてしまうのだろう。
「恭弥、ちょっと出掛けてくるから」
「・・こんな時間に?」
「うん。今夜は帰れないかもしれない」
「携帯の電源は入れておきなよ」
「わかった。おやすみ」
「おやすみ」
現に今も、私はお前の頼みだからこそこうやって行動している。お前の頼みでさえなければ、今頃温かい布団の中で惰眠を貪っていることができたのに。
「こんな風に話して平気なの?」
「(貴女となら僕に負担はかからないようです)」
「バタフライ・ラッシュのネットワークを経由してるってことか・・」
「(貴女の因子には助けられてばかりだ)」
「それば多分、私も同じ」
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