「…顔がにやけてますよ」
「おっと、それは失礼」
「どうせ報酬のことでも考えていたんでしょう? …貴族の癖に」
「なによその貴族の癖に、って…嫌味? 自分だって貴族でしょ」
「貴女がお金のことで一喜一憂する方が相当な嫌味ですよ。働かなくても生活できる人が」
「あんただって同じでしょう、侯爵家の跡取り息子」
「公爵家の当主にだけは言われたくありません。それに貴女、騎士としての収入もあるでしょう。桁が違いますよ、桁が」
「残念でした、騎士は歩合制なの。倒した魔物の数と収入が比例するから働かないと儲からないの」
「……ちょっと待ってください。歩合制って、まさか《この分》も入ってるんですか?」
「あたりまえじゃない。ちゃんと働いてるんだから」
「っ…、集めたマナを寄越しなさい! 貴女そんなものなくても困らないでしょう?!」
「ちょっ…金に汚いのはどっちよ!!」
「おっと、それは失礼」
「どうせ報酬のことでも考えていたんでしょう? …貴族の癖に」
「なによその貴族の癖に、って…嫌味? 自分だって貴族でしょ」
「貴女がお金のことで一喜一憂する方が相当な嫌味ですよ。働かなくても生活できる人が」
「あんただって同じでしょう、侯爵家の跡取り息子」
「公爵家の当主にだけは言われたくありません。それに貴女、騎士としての収入もあるでしょう。桁が違いますよ、桁が」
「残念でした、騎士は歩合制なの。倒した魔物の数と収入が比例するから働かないと儲からないの」
「……ちょっと待ってください。歩合制って、まさか《この分》も入ってるんですか?」
「あたりまえじゃない。ちゃんと働いてるんだから」
「っ…、集めたマナを寄越しなさい! 貴女そんなものなくても困らないでしょう?!」
「ちょっ…金に汚いのはどっちよ!!」
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