「…そうだ。じゃあ、こういうのはどうだい?」
相手に気付かれないよう欠伸を噛み締めながら、博士はファイルを閉じました。
「僕が電話を切るから、切れたら君は財布の中から千円取り出して机の上に置くんだ。ちゃんと茶封筒か何かにいれてね。それから窓を開けて――今日は月が綺麗だろう? ――、飛び降りる。それで万事解決。いい? じゃあ切るよ、千円忘れないでね。いい夜を」
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