半日かそこら姿を見ないと思ったら、何食わぬ顔で部屋にいる。
戻った私と目が合うなり、リドルはにっこり笑ってこう言った。
「蛇は好き?」
私だって馬鹿じゃない。
リドルの言う「蛇」が何か、分からないほど呆けてもいなかった。
私が気付くと、分かっていて言ったに違いない。だいたい蛇が好きかどうかなんて、分かりきったことだろう。
「まさか連れてきてなんてないでしょうね…」
「どうだと思う?」
とぼけた顔して小首を傾げるリドルに確信した。
いる。
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