「並中で何が起きてるかはあの金髪外人に聞いた方がいい」
「どうせ知ってるくせに。もったいつけてないで教えなよ」
「勿体つけてなんてない。あの金髪男に都合よく動くのが嫌なんだよ」
「なにそれ」
「あいつ、私のことはお前を動かすために利用してるのに事情は説明しようともしないじゃないか。なのにこれ以上あいつの苦労を減らすのは癪に障る」
「知らないよ、そんなの」
「それにあの金髪が恭弥にどう説明するか見てみたい」
「…そういうこと」
「ん?」
「つまり君は嫌がらせに僕を利用するんだ」
「…嫌?」
「別に。いいよ、好きにすれば」
僕だって君を利用してる。
「――そうだな」
----
「今日は雨戦だって」
「ん…?」
「見に行くから車出しなよ」
「んー…」
「…眠そう」
「眠いんだよ本当に」
「事故らないでよ」
「頑張る」
----
「寝てていい?」
「好きにすれば」
「抱きついてていい?」
「いつもだろ」
「…それもそうか」
「終わったら起こして」
「落として?」
「…それは最後の手段にしてください」
「気が向いたらね」
「……おやすみ」
「おやすみ」
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