「その子は、わたし、の…」
「貴女の子は死んだわ、王妃。呪われた子はもういない。私が殺した。そうするために呼ばれたのだから」
「そんな…っ」
「諦めなさい。死んだ子は、もう生き返らない。失われた命を取り戻す事は私にだって出来ないのよ」
「ですが、その子はまだ生きています…貴女様の腕の中で! なのに…」
「神の呪いを受けた子は殺さなければ。それがこの国の法。何故そうしなければならないのかを、今更説かなければならないの? 私が、貴女に」
「ならば殺して下さい! 今すぐに、ここで! そのために来たのでしょう!?」
「えぇ。だから貴女の子はもう死んだと言ったでしょう? ここにいるのは私の子。貴女ではなく、私――魔王ラスティール――の子よ」
「貴女の子は死んだわ、王妃。呪われた子はもういない。私が殺した。そうするために呼ばれたのだから」
「そんな…っ」
「諦めなさい。死んだ子は、もう生き返らない。失われた命を取り戻す事は私にだって出来ないのよ」
「ですが、その子はまだ生きています…貴女様の腕の中で! なのに…」
「神の呪いを受けた子は殺さなければ。それがこの国の法。何故そうしなければならないのかを、今更説かなければならないの? 私が、貴女に」
「ならば殺して下さい! 今すぐに、ここで! そのために来たのでしょう!?」
「えぇ。だから貴女の子はもう死んだと言ったでしょう? ここにいるのは私の子。貴女ではなく、私――魔王ラスティール――の子よ」
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