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 痛みはなかった



 感じるのは抜き取られる命の水に名残惜しさを感じさせないほどの快楽
 与えられるそれに身を任せていればすぐに何も分からなくなった
 何も分からなくなって・・そして唐突に理解する



 彼女は人ではないのだ。と



 戯言でもなんでもなく彼女の言葉は全てが真実
 故にその別れの言葉すら真実なのだろう。彼女はきっと己の理[コトワリ]を曲げる事はしない



「ぁ」



 僕に別れの言葉すら許さず君はいなくなる
 現れたときの様に唐突に、幻の様に消えてしまう



 さようなら、僕のとても愛しい人
 さようなら、どんなに希っても手の届かない人でない人
 さようなら、きっと僕はもう君以外愛せない
 さようなら、君は全てにおいて公平だった



 だから僕の下には残ってくれないのだろう



 さようなら、僕は決して君の事忘れはしない
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