誇らしげに胸を張るアリスの事はとりあえず無視して、さてどうしようかと手にしたヘルメットを見下ろす。
「貴女って普段どこにいるの?」
拠点にしている場所があるのなら途中まで乗せてやらない事もない。
「夢の中」
「……」
「いや本当に」
勿論遠回りにならない範囲で、だ。
「じゃ、私は帰るから」
「おいてくのか!?」
夢の中は当然のように論外。ついでに人間としても失格だ。
「私に夢の中まで送れっていうの? はねて欲しい?」
「小首を傾げてそんな…せめて並盛までは乗せてくれよ…」
「まったく気が進まない」
「えぇっ…」
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