朝起きると、アルスィオーヴはソファーで寝ていた。あたしもよく転寝してそのままだったりするから大丈夫だとは思うけど、ベッドのこととか考えないと。あぁでもその前に師匠にあいさつ。
「おはようございます師匠」
師匠はすぐに見つかった。朝はいつも書斎にいて、朝食へ連れて行くのはあたしの仕事。アルスィオーヴを放って行くのは気が引けたけど、時間的に仕方なかった。
「おはようアロウ。…いつもより遅いのね」
「すみません。寝過ごしました」
「アルスィオーヴは?」
「まだ寝てます」
「寝てる?」
「はい。それがどうかしました?」
「睡眠をとる魔族、ねぇ…」
「巨人族だって寝るじゃないですか」
「観察日記とかつけたら面白そうね」
「新しい課題に?」
「自由研究にしといてあげる」
「了解です」
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