「よかったのか」
「何が?」
「アロウとアルスィオーヴ」
「大丈夫でしょ、別に」
少し冷めてしまったミルクティーに誘われた眠気に、瞼が下がる。寄りかかっていた体へ完全に体を預けると、ゆるゆる髪を梳かれた。
「グロッティはつけたし…」
心地良さは増して、睡眠への欲求は俄然抗い難いものになる。
「私と、リーヴみたいに…なれるよ」
「だといいな。――おやすみ」
「おやすみ、なさい…」
この平穏が途切れないことを、心から、
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