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 たった一人で歩いていたのが、いけなかったのかもしれない
 もっとも、私にその時の記憶なんて無いのだけれど

「アリア・・」

 誰かがそう叫んだような気がする
 アリア。私が覚えている全て。私が忘れなかった、私に繋がる唯一の手掛り
 どうして人間に羽はないの。私の問いに、あの人は苦笑した

「――あの人?」

 また、だ
 まるで湧き水の様に溢れては、流されていく私の記憶
 何か掬うものがあればいいのだろうか、私の手ではいけないのだろうか

「私はアリア。私は・・」

 私は、誰だったのだろうか
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